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2021.09.22
京都PVリサイクルセンターオープンに関するプレスリリース

 

太陽光パネル専門の処理工場

日本初となる関東・関西2拠点体制で8月2日から受入開始

 

環境ソリューション企業として社会から出る廃棄物のリサイクル事業を行う株式会社浜田(本社:大阪府高槻市、社長:濵田篤介)は、このたび、太陽光発電所などから排出される使用済み又は故障した太陽光パネルのリサイクル処理を行う京都PVリサイクルセンター(京都府八幡市)を2021年8月2日より稼働いたしました。

※PV:「Photovoltaic」の略。太陽光電池。

写真1:株式会社浜田 京都PVリサイクルセンター

 

1)京都PVリサイクルセンターについて

当工場は太陽光パネルの処理をおこなう工場として設立しました。

業界初めて太陽光パネルのアルミフレームとジャンクションボックスの自動分離処理による中間処理許可を取得しました。自動分離処理装置の開発により、これまで当社で受け入れをできなかったガラス割れのある太陽光パネルなど多種多様な太陽光パネルの受入が可能となりました。

また、従来の処理ラインに加え、ガラスより分離したセル・EVAの複合物(以下「セル/EVAシート」)の破砕後、選別することでセル/EVAシートに含まれる希少金属をより効率的に回収することができるようになりました。

 

2)太陽光パネル処理フローの概要説明

当社では、まず初めに太陽光パネルをリユース(再利用)できるものと、リサイクル(廃棄)するものに選別します。

その後、リサイクル品は当工場にて、アルミフレームとジャンクションボックスを自動分離・選別し、ホットナイフ技術によりセル/EVAシートとガラスを分離します。アルミフレームは金属原料、ガラスは板ガラスやグラスウールなどの原料として再資源化されます。当工場では、さらにセル/EVAシートを粉砕し、篩いをかけ選別します。当工場にて分離、選別したアルミフレーム、ガラス、セル/EVAシートはアルミ、銀、銅、ガラス原料などにマテリアルリサイクルが可能となり、埋立ゼロを実現できる処理フローとなりました。

図1:当社処理フロー概要図

 

3)関東・関西に拠点がある強み

廃太陽光パネルを専門にリサイクルしている工場は全国でも少なく約20社しかないため、全国的に適正な処理フローの構築が必要となっています。当社では京都PVリサイクルセンターの稼働により、2017年より稼働した京浜島エコロジセンター(東京都大田区)の太陽光パネル処理装置と合わせて東阪での太陽光パネル処理専用機の運営は日本初となります。

 

4)今後の展望

2012年にスタートした固定価格買取制度(FIT)により、急激に増えた太陽光パネルは一般的な寿命が20年程度と言われており、2030年ごろから大量の太陽光パネルが廃棄されることが予測されています。環境省の予測では2040年に年間廃棄数量が約80万トンにもなることが危惧されています。さらに近年の台風や大雨などの天災被害の拡大による破損、また、将来の発電事業終了後の不法投棄や放置なども懸念されております。

当社では長年の廃棄物処理に関する知見とネットワークを活かし、関東・関西だけでなく全国で発生している太陽光パネルの中古買取・販売提案と適正で高度な廃棄物処理をワンストップでご提案いたします。

写真2:工場内施設 全景

 

■会社概要

会社名          : 株式会社浜田

本社所在地        : 〒569-1123大阪府高槻市芥川町2-24-5

会社設立         : 昭和48年(1973年)

代表者          : 代表取締役 濵田篤介

URL                  : https://www.kkhamada.com/

 

 

ー 本件に関する取材のお問合せ先 ー

会社名 :株式会社浜田    担当氏名:堀 智広

           TEL    :0120‐600‐560  E-MAIL :hori@kkhamada.co.jp

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Tel.0120-600-560
ゼロエミッションリサイクル「株式会社浜田」